高齢者の健康維持、認知症予防のためには、介護施設でのレクリエーションが重宝されています。定年退職をした高齢者が認知症を発症しやすい理由は、仕事から解放されて生活リズムが短調になることが理由のひとつとしてあります。悲しいことに、人は「頭で考える」という習慣から遠ざかると記憶力がどんどん低下してしまいます。また、脳と身体はつながっているので、脳の機能が減退してしまうと運動能力も低下してしまい、一気に老化が進行していきます。
気軽に楽しめる介護のレクリエーションにはトランプゲームがあります。誰でも知っている神経衰弱やババ抜きなどが人気で、多くの施設でよく行われています。考えることで脳が活性化し、記憶力や集中力を養うために効果的です。好奇心を養っていくことが楽しい毎日を送るための秘訣であり、そのためにトランプは最適なのです。神経衰弱やババ抜きはほとんどの高齢者が知っていますし、何より低コストで安全に楽しめるなどのメリットがあります。
カラオケもレクリエーションとして根強い人気があり、特に高齢者からは昭和の歌が人気です。カラオケを導入している介護施設は意外と多く、歌うことによって脳が活性化したり気持ちが前向きになったりします。ストレスを解消するメリットもありますから、気持ちが落ちている方に効果的です。また、カラオケは意外とカロリーを消費するので、生活習慣病を予防する上でも役立ちます。レクリエーションで利用できる様々な機能を備えた介護施設向けのカラオケ機器レンタルのサービスもあるので、ネタに困っている施設の人は問い合わせてみるのもいかもしれませんね。