最近増えてきてたレクリエーションの傾向

様々な介護施設がある中で、デイサービスは比較的要介護度の低い方が利用する施設です。通所型の施設で、食事の介助や入浴の介助、リハビリなどが主なサービス内容となっています。

デイサービスでは、そのほかの介護施設よりも多くのレクリエーションが行われる傾向にあります。施設によって、週2回行われることもあれば、毎日行われることもあります。そのレクリエーションの内容は、身体機能を衰えさせないための軽い運動を行うものや、脳機能を衰えさせないための軽いクイズなどが中心です。このレクリエーションの効果が近年見直されはじめ、レクリエーションの内容にも変化が見られるようになってきています。

レクリエーションは、かつては介護スタッフが主体となり、レクリエーションの内容を考え、集団で行わせるという形が主流でした。この形式は、介護スタッフに大きな負担となっているほか、利用者が必ずしも楽しめるわけではないというデメリットもありました。徐々にその傾向は変化していき、デイサービスでのレクリエーションは利用者主体となっている施設も多いようです。複数のレクリエーション内容を用意し、利用者が好きなものを選んで行うというものです。また外出行事のレクリエーションも増えてきています。そのような外出レクリエーションでは、介護スタッフは利用者を見守ることが主な仕事です。

レクリエーションを利用者に選択してもらうメリットとしては、同じようなものでも飽きることが少ない、やりたいことをやることで利用者のストレス発散になる、といったことがあります。また、全員参加ではなく個人個人でのレクリエーションになりますので、集団行動が苦手な利用者にも受け入れやすく、また集団で行う場合より準備が簡単に済むなど、様々なメリットがあります。